子どもの行動で叱らなきゃいけないと思うときってありますよね?
- 誰かに手を挙げる
- 物を取り合う
- 危ないことをしている
そんなとき、
大人が頭ごなしに叱っていませんか?
大人が大人の常識で子どもを叱っても
伝えたいことは伝わりません。
子どもには【怒られた】という負の感情が残るのみです。
子どもが自分の行動を振り返り、
「これはいけないんだ」
と内省するには、叱って感情に訴えかけるよりもやるべきことがあるのです。
大前提であり結論
子どもの話を聞く
これです。
- 遮らずに
- 言葉が詰まっても
- 言葉が出てこなくても
- 他に急用が入っても
子どもが気持ちを吐き出す最後まで子どもの声に全集中して耳を傾ける。
子どもに
- 『話を聞くから教えて』と伝える
- それを態度で示す
- その上で笑顔で受け入れる
これが大事だと考えています。
子どもを叱るときには叱る理由も伝えよう
事実を客観的に伝える
子どもは大人が考えている以上に物事を理解できます。
理解しようとしてくれます。
ただし、そこで感情を揺さぶるような叱り方をしてしまうと理解しようとはしてくれません。
大人はまず、子どもに対して冷静に、事実を客観的に伝えるということを心がけましょう。
感情を揺さぶる前に事実を伝える
事実を伝えたあとになぜいけないのか?理由を伝える
なぜ行動がいけないのか?を子どもが納得できるように伝えることが重要です。
大人の理論では通じません。
- 子どものわかる言葉で、
- 子どもでも納得できるような形で説明するのです。
そして、もしわからないようなら
子どもが質問できる雰囲気を作ってあげることが必要です。
つまり、そもそも叱ってはいけないのです。
私が叱るを正当化しない理由
叱る必要はない
私はそもそも子どもを叱ることが不要だと考えています。
なぜなら、
叱った時点で子どもに反発を生むから
です。
叱った時点でもう子どもの言葉は聞けない
叱られている子どもが大人に質問なんてできるはずないですよね?
叱るということは、言葉で押さえつけるのと同じことだと思っています。
叱る=理解させるつもりがない
と判断せざるを得ません。
子どもにはその行動を起こす理由があるはず
叱るような行動をする子どもには、全て子どもなりの理由があるから
という持論があるためです。
子どもには子どもの考え・理由があって行動を起こしています。
それがまだ言葉にできないだけなのです。
大人が子どもの行動の裏にある背景を読み取ることが出来れば…
子どもだって「いけない」行動をしているという自覚があります。
だからそれが「いけないことだ」と叱っても子どもには響きません。
それよりも、
- 怒られた
- わかってくれない
- もう何も話さない
このループにハマるだけです。
だからより子どもは叱られるような行動をします。
- 大人にかまってほしいから
- こっちを向いてほしいから
- わかってほしいから
叱られることを通じて自分を理解してもらおうとするのです。
大人が叱る前に子どもの行動の背景を読み取ることが出来たなら、子どもはその時点で納得し、心を開いてくれることでしょう。
大人が叱る前にするべき行動
ですので、大人は叱る前にまず、
なぜこの子はこういう行動をするに至ったのか?
そう考えるようにしましょう。
わからなければそれを子どもに聞くのです。
叱る前に。
そしてその子の考え方を受け入れましょう。
否定はいけません。
どんな理由であれ考え方は「なろほどね」と受け入れる
考え方は千差万別。
どういう考え方をしても認めてあげることが大切です。
ただしその行動はどういう部分でいけなかったのか。
それを説明すれば良いのです。
子どもの行動が変わる流れ
以前までは
- 問題行動を起こす
- 叱られる
- 泣く
- もっと行動がエスカレートする
子どもの考え方に共感し、行動の間違いを丁寧に説明してあげると
- 問題行動を起こす
- 子どもの裏にある気持ちを理解し言葉で共感する
- 丁寧に間違いを説明する
- 穏やかに話を聞いてくれる
認められるというのは子どもの喜び
子どもは、自分の理解者が近くにいると思うと安心します。
認めてくれているというのは、まだまだ未熟な子どもにとって最高の喜びなのです。
ぜひ、子どもの良き理解者になってあげてください。
おわりに
現代は、家庭にいても、家族が近くにいても安心感を持てない子が増えている印象です。
核家族化や共働きなどの影響もあるように思います。
時代の流れとして仕方ない部分もあるかと思います。
そんな中でも、子どもたちと接する場においては、
子どもたちが心を許せて、真に安心して日々を過ごせることを願っています。