- 回復期リハビリ病棟ってどんなところ?
- 異動願いを出そうか悩んでるんだけど…
- メリットやデメリットが知りたい!
そんな、回復期病棟に興味がある方に向けての記事になります。
回復期リハビリテーション病棟は、主に急性期を脱した回復段階にある患者さんのリハビリをメインに行うところです。
一般的には、通常の病棟よりも比較的ゆったりと時間が流れている感覚ですかね?
実際にはリハビリの単位が多いので、日中はほとんどリハビリです。病室にいる患者さんはほとんどいないですね。
だから隙を見て検温しないと後に溜まってしまう(;^_^A
この記事を買いている私は、
- 一般病棟で働くこと15年。
- 今年の3月に初めて回復期病棟へ異動となった。
そして今はもう5月。
異動は希望です。
あっという間に2ヶ月がたったわけですが、すでに違和感を覚えています。
その違和感の正体とは何か?
回復期病棟のメリット・デメリットを考えてみたいと思います。
当初の異動理由
前の病棟ではこうだった。。。異動願いの理由
- 多重業務でめまぐるしく乱雑な業務。
- 在院日数の短縮化により退院が早い。
- 緊急入院が多く、昼夜問わずひっきりなしの状態。
- 他科が入り混じり10人近い科の医師指示を重要度や優先度で振り分ける。
- 死亡退院や不穏患者さんが多く、ケア不足やマンパワー不足を常に感じていた。
- 責任ある立場の重圧。
そうして徐々に疲弊して精神的にもやや不安定になっていました。
ここ2年は、
- 家庭の事でいっぱいいっぱいだから役をはずしてほしいと言ってはずしてもらっていた。
- 朝の忙しい時になるべく子どもと一緒にいてあげたいという理由で夜勤専従を続けてやらせてもらっていた。
- 同理由で日勤では頭痛や精神的な苦痛が大きく、また残業で帰れないため夜勤専従となっていた。
という状況でした。
今の病棟では。。。(箇条書き)
- 夜勤専従はない。(勤務上できない)
- 日勤とロング日勤がある。
- チーム制はない。
- 残業は少ない。
- 検温が基本1検。
- 着替えをして生活リズムを整える。
- なるべく自立のために待つ。
- 中には認知症の方や、せん妄や不穏患者さんもいる。
- 点滴がほとんどない。
- 検査や採血も週に数える程度。
- 在院日数は1ヶ月以上がほとんど。
メリットと感じる部分
緊急入院がない
判定会議で入棟条件に当てはまると判断された患者さんのみが回復期に入るシステム
だから突然の入院や検査・治療で残業となることはない
体調不良の患者が少ない
基本はリハビリをして自宅退院を目指す方が多いので、介助量は多いが体調不良でという方は、一般病棟に比べて少ない
デメリットと感じる部分
15対1の看護体制
看護師1人あたりの受け持ち患者は多いので意外とやることは多い。
スタッフの人数が少ない事で1人に対する役割・責任が大きい。
急変時の対応があいまい
整形外科の医者が棟内の主治医。
しかし、統一ではなく、引き継ぐ医師もおり、医師の責任があいまい。
なにかあったら主治医報告制ではないことに戸惑う。
そしてそれがいまだにはっきりしていないというあいまいさ。
当直なのか、当番医なのか、主治医なのか。(どうやら主治医ではないらしい)
違和感を覚えたこと
役割を減らして、選択肢を減らして家庭に意識も時間も注力したいがための異動だったはず。
でもフタを開ければ、
- 受け持ちの負担が大きい(全て受け持ちの責任という感じ)
- 学生指導継続(去年はずしてもらっていたが。。。)
- 学習会係を2年目と共に(実質私が責任者のようなもの)
- リーダー業務が入ってくる予定(メンバー業務もままならないのに。病欠もあったり)
希望して異動した理由と現状との矛盾点
- 家庭のために時間を使いたい
- 子どもと一緒にいる時間を多くしたい
- 仕事を辞めるために副業に時間を当てたい
振り返りと気付き
こういうわがままは通らないということですね。
残業が少ないというだけで、家族との時間は作れます。
日勤の精神的負担が少ないから、早朝に起きて副業に時間を当てられます。
あとは持ち帰りの仕事をしないように、勤務時間内にどれだけやれるかにかかってきます。
でも、実際持ち帰らないと終わらないのはどこも同じですよね・・・。
試行錯誤は続きます。